スマホがあればいつでもどこでもパチンコが楽しめるオンラインパチンコは、いくらパチンコが打てるとはいってもデジタルであるという弱みはある。
パチンコを打つために朝からホールに並ぶようなパチンカスにとって、「出玉」という要素は思いのほか重要なものではないかな。
実際、パチンコを打っていてパチンコ玉の流れが見えなかったり、玉の増減がないということ、ドル箱を積み上げていくことなどがないというのは、やや物足りないというのが正直なところ。
潰れたパチ屋の元店長としては「パチンコ玉やメダルを運ぶ」という作業は肉体を酷使する労働であったため、出玉がないオンラインパチンコは労働者側にはありがたいんだけどね。
最近はスマスロなども登場して、パチスロのほうは「メダルレス」の流れが定着しつつあるけど、たまにホールを覗いてみると、パチンコのほうはまだまだパチンコ玉の需要が強いという印象だ。
そんなオンラインパチンコのなかで、玉が出ない実機が主要なコンテンツとなっているなかで、オンラインパチンコの草分け的な存在であるエルドラードだけは、こと「出玉要素」に関しては善戦している。
そこで今回は、出玉要素も楽しめるオンラインパチンコでもあるエルドラードの魅力や機種などを紹介していくことにしよう。
エルドラードは世界初のオンラインパチンコ特化型オンカジ
エルドラードは「世界初のオンラインパチンコ」の桃源郷として運営が開始された、オンラインパチンコ特化型のオンカジだ。
「パチンコ一本でいく」というエルドラードの決断がなければ、そもそもオンラインカジノの世界でオンラインパチンコというジャンルが拡がっていく流れも発生しなかっただろうね。
エルドラードの魅力の一つは「なるべくホールを再現しよう」という努力が見えるところで、たとえばレートとして「1円パチンコ」が用意されているなどの粋なところがある。
また、アバターを使ってメタバース空間的なパチンコ店内を動きながら、自分が打つ台を選べるというのも、エルドラードならではの演出といえる。
エルドラードでは「ほかのプレイヤーが打っている台」は、現実のホールのように座ることができず、席の確保からすでに遊戯がはじまっているという現実のパチンコ世界の楽しみも味わうことが可能だ。
エルドラードの実機では、実際に玉が出ることはない(スマホからパチンコ玉が出てきたら、それは大事件であるだろう)が、「玉の流れ」をデジタルで表示することにより、パチンカスを目と耳で楽しませる出玉要素も取り入れて、オンラインパチンコの可能性を探っている。
このような様々なエルドラードの魅力や努力などを考慮すると、「エルドラードのオンラインパチンコが、エルドラードのオリジナルパチンコである」という最大の欠点も、それほど悪いものではないと思える。
オンラインパチンコにおいては、ホールにおいてある実機、懐かしの実機が打てるということがセールスポイントになるのだが、そういったセールスポイント自体が、エルドラードによって「オンラインパチンコ」という道が敷かれなければ誕生しなかったものかもしれない。
それに、エルドラードのオリジナルパチンコも「新台」の一つとして考えられるから、ホールで出会う新台みたいに「打つほどに馴染んで愛着がわいてくる台」になるには十分だろうね。
エルドラードで遊ぶことができるオンラインパチンコ3種
エルドラードでは3種類のオリジナルのオンラインパチンコで遊ぶことができる。
エルドラードで遊ぶことができる3種類のオンラインパチンコは、以下のラインナップだ。
- チェックメイト
- コスモアタック
- プロモーション
エルドラードのオンラインパチンコは、「無限ストック付きのボーナスストックタイプ」のチェックメイト、「シンプルなストックタイプ」のコスモアタック、「ボーナスストックタイプ」のプロモーションと、それぞれの特徴を持っているため、爆発力などを考慮して遊び分けることができる。
オンラインスロットが7種類用意されていることを考えると、3種類の台しかないのはやや少ないという印象だけど、これは「出玉」というフィジカルな要素が強いパチンコよりもスマスロなどの登場もあってメダルレスが受け入れられやすいスロットのほうが、オンカジに導入しやすいという事情があるのだろうと想像される。
エルドラードのオンラインパチンコは、シンプルな演出に特徴を持っており、海物語を想起させるコスモアタック以外の2機種は、とりわけそのシンプルさが際立つ。
これは「演出過多で当たらない」ということでフラストレーションが溜まる近年のパチンコから逆行していて、パチンコの本来の姿に接近していると捉えることも可能ではないかな。
余分な要素が減っている分、エルドラードのオンラインパチンコはリーチの興奮と大当たり時の脳汁の出方がわかりやすいというのはメリットであるように思われる。
一撃が熱いチェックメイトのスペック紹介
チェックメイトは、エルドラードのオンラインパチンコのなかで「一撃が熱い」ことに特徴を持っている。
チェス図柄のシンボルを揃えながらビッグボーナスを狙うのがチェックメイトの流れで、ビッグボーナスでは2000玉とフリーゲームが発生する。
チェックメイトでは、確率は低いものの、ビッグボーナスを超えるスーパーボーナスに突入するイベントもあり、出玉は10000玉にまで膨れ上がる。これが「一撃」要素だ。
チェックメイトのボーナス当選には「フリーゲームの抽選モード」が搭載されている。フリーゲームの回数は「5回/10回/20回/∞」の四種類が用意されており、いうまでもなく「∞」が激アツである。
「∞」とはいうものの厳密には無限ではない。フリーゲームの回数は決まっているが、その数はなんと10万回転と途方もない数字になっている。
チェックメイトの天井は1000回転なので、それを超えないように、天井の範囲内でボーナスを狙い、やめ時をさぐるのがポイントとなる。
チェックメイトの「ボーナス→スーパーボーナス→∞」の流れは滅多に出ないものの、だからこそ一撃が出たときの興奮もデカい。ぜひとも、チェックメイトの一撃の醍醐味を味わってほしいものだ。
海物語風のコスモアタックのスペック紹介
コスモアタックは、デザインや演出が「海物語風」であることに特徴がある、シンプルなストックタイプの打ちやすいオンラインパチンコだ。
コスモアタックは、海物語の「魚」の代わりに、「惑星」の図柄が採用されていて、魚群リーチならぬ流星群リーチともいえる演出が魅力的である。
チェックメイトに比べると「一撃」の要素に欠けるものの、ボーナス突入からの連チャンが、運次第では30連くらいまでは期待できるため、十分な出玉がある機種であるといえるね。
コスモアタックは「奇数か偶数か」で連チャンの流れが変わってくるため、揃う図柄の数字によって興奮度が変わってくる。
オンラインカジノのオンラインスロットなどでは「アタリがわかりにくい」という弱点が多々見られるのだが、「奇数か偶数か」でフリーゲームの回数が左右されるコスモアタックはその弱点からは逃れている。
奇数が揃ってエクストラフリーゲームに突入してからは「いかに連続して奇数が揃うか(連チャンを重ねられるか)」が興奮のポイントとなってくる。奇数が揃う限りは出玉も脳汁も止まらなくなることうけあいだ。
コスモアタックはチェックメイトのような「一撃」がないぶん、一回の連チャンが発生したあたりで打つのをやめるという判断がしやすい台でもある。
エルドラードで軍資金の範囲内で長くシンプルに遊びたいなら、コスモアタックを選んでおくのが間違いない選択ということになるだろうね。
連チャンの確率が高いプロモーションのスペック紹介
プロモーションは、フリーゲーム時に当選確率が高くなり連チャンに突入するチャンスがより多く期待できることに特徴を持っている機種となっている。
図柄はチェックメイトと同様にチェスを基調としているし、すべてのパチンカスを興奮させる「777」の図柄も用意されている。
プロモーションは、基本的にシンプルさに特色を持つエルドラードのオンラインパチンコのなかでも、もっともシンプルであるため「余分なものを排除したパチンコ」を楽しむことができる。
プロモーションも、コスモアタックのように「一撃」はないのだが、連チャンがコスモアタックより狙いやすいため、ハマったときの爆発力はたまらないものがある。
もちろん、「確率」の話は眉唾として見なければならないが、フリーゲーム中のボーナスが重なるほど当選率が上がるという要素が、パチンカスの心を引き寄せることは間違いないだろう。
プロモーションは天井が600回転と少な目であるため、天井を考慮しながらやめ時を考えれば、軍資金の過剰なリスクを避けながら爆発も狙いつつ楽しくパチンコを打つことができるはずだ。
エルドラードのオンラインパチンコまとめ
オンラインパチンコの草分け的存在であるエルドラードの特徴とパチンコ3機種のまとめは以下のようになる。
- パチンコはエルドラードのオリジナル機種である
- 現在はパチンコよりスロットのほうが充実している
- シンプルかつ爆発力があるパチンコが揃っている
エルドラードの最大の魅力は、オンカジに新しい価値を導入した「ゼロイチ」にこそあるだろうな。
実機ではなくオリジナルパチンコであることからオンラインパチンコとしての評価は二分されるエルドラードだけど、「オンラインパチンコの基本形」を提示しているという点で見どころがあるし個人的には好感度が高い。
期待されるのはエルドラードに「ホールの実機」も導入される未来だし、逆に、エルドラードで開発された「シンプルなパチンコ」がホールに導入される未来があってもいいんじゃないかと思う。
食わず嫌いはあるかもしれないが、オンラインパチンコの可能性を追求しているエルドラードをぜひとも体験してほしいね。